三回忌とは?知っておくべき「施主側」「出席者側」のマナーについて

「三回忌ってなに?」「三回忌の出席マナーってどんなこと?」など、三回忌における意味や出席マナーについて疑問を感じている方はいらっしゃいませんか?
日本では、故人に対して三回忌を行うのが一般的。そして、施主側と出席者側それぞれにマナーがあります。
今回の記事では、三回忌の意味や具体的なマナーについてご紹介。三回忌が初めての方はよくチェックしておきましょう。
三回忌とは
三回忌とは、「三周忌」と表現されることもある、故人が亡くなってから満2年目の命日に行われる法要のことです。
出席者に制限はありませんが、一般的には故人との関わりが合った親族を招くことがほとんど。葬儀同様に「香典」「引き出物」といったものも必要です。
【施主側】三回忌におけるマナー
まずは施主側に向けて、三回忌のマナーを解説します。
三回忌の案内状
三回忌を行う場合は、その要旨を記載した案内状を作成し、出席者に送付します。
しかし、親しい間柄であったり、故人と近しい親族である場合は、案内状の送付は必須ではありません。口頭、メール、電話などでの案内も可能です。
とはいえ、相手によっては、口頭やメール、電話などでの案内が失礼になってしまうこともあるため、関係性に不安を感じる場合は案内状の送付をおすすめします。
お布施
白い封筒もしくは奉書紙に現金を包み、僧侶に渡します。
具体的な金額は寺院や僧侶によって異なりますが、一般的には3~5万円を包むことがほとんどです。
また、お車代として1万円ほどさらに必要となるため、忘れないようにしましょう。
引き出物
法要に出席した方に向けて、引き出物も準備します。
具体的には、金額が」2~5,000円程度のもので、食品もしくは実用品が一般的です。
ちなみに、「のし」は、黄白結び切りの水引ののしを選択するのが最適。また、表書きは「志」もしくは「粗供養(そくよう)」と書いておくのがマナーです。
場所の確保
三回忌では、追善供養の後に会食を行うことが多いです。そのため、会食を行う場所を確保しなければなりません。
場所のルールなどはありませんが、出席者が全員着席することができることが必須です。具体的には、寺院の会食部屋、ホテルの催事場などがおすすめ。
アクセスの良い場所や、追善供養場所から近い場所を選ぶと、出席者に喜ばれます。
【出席者側】三回忌の出席マナー
出席者はどのような出席マナーがあるのでしょうか。
服装
まずは、「服装」について正しく理解しましょう。
三回忌の服装は、基本的に葬儀と同様の服装が好ましいとされています。しかし、三回忌以降は、必ずしも礼服でなければならないということはなく、ダークスーツや落ち着いたトーンのワンピースでもマナー違反になりません。
また、喪主側から「平服でお越し下さい」といった案内がある場合もあるため、案内状をよく確認したうえで服装を考えてください。
香典
三回忌では、葬儀同様に香典が必要です。
具体的な金額に関しては、親族との関係性、社会的な立場によって異なるため、自分が包むべき適正な金額を事前に確認しておきましょう。
マナーを理解してより良い三回忌を迎えよう
三回忌では、施主側と出席者側それぞれに出席マナーがあります。そのため、マナーを把握したうえで三回忌を行わなければなりません。
相手に対して失礼にならないよう、必要なもの、必要なこと、などをよく理解し、準備をしてから三回忌に出席してください。
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