無宗教葬儀の内容って?費用やその後の供養について解説

「無宗教葬儀」をご存知ですか?
宗教に対する信仰心が無い方が増えてきた現代で、選択されることが増えてきた葬儀形式のことで、自由度の高さが特徴です。実際、無宗教葬儀は「自由葬」と呼ばれることもあり、一般的な葬儀とは大きく異なるスタイルで葬儀を執り行うことができます。
今回は、そんな「無宗教葬儀」の内容や費用、その後の供養などについて解説。自由な葬儀を執り行いたい!という方は、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
無宗教葬儀の内容とは
無宗教葬儀は、冒頭でも触れた通り「自由な葬儀形式」が特徴です。そのため、「無宗教葬儀はこうあるべき」などと、明確なルールや制限は設けられていません。
つまり、法律や常識の範囲内であれば、様々な演出ができるということになるのです。とはいえ、「自由とはいっても何をしたらいいのか…」と悩んでしまう方も少なくないもの。
まずは、一例として、無宗教葬儀の内容についてご紹介します。
故人の思い出の品を飾る
比較的簡単なのが、「故人の思い出の品を飾る」というものです。
コレクションしていた趣味のものや、アルバム、表彰などで受け取った賞状やトロフィーなど、故人を思い出すような品を飾ってみてはいかがでしょうか。
故人の好きな音楽を流す
故人に好きなアーティストがいたり、好きな音楽があれば、葬儀のBGMとして流してみませんか?
好きな音楽は、故人の人柄が見えるもの。参列者が、故人を思い出すきっかけにもなるでしょう。
故人が生前に作成した手紙を読む
故人が生前に作成した手紙を読むのも、演出の一つとして実際に存在します。
「参列者への感謝の気持ち」「生前の思い出話」「今後の遺族との関係性について」など、葬儀に適した手紙を作成することがあれば、ぜひ葬儀でご紹介してみてください。
最近は、「終活」などとして、生前のうちに葬儀の演出を指定し、あらかじめ手紙を残す方が少なくなくなりました。故人の希望に沿えるよう、手紙の扱い方について遺族同士で話し合っておきましょう。
無宗教葬儀の費用
無宗教葬儀には「相場」がありません。
自由葬の場合、葬儀によって具体的な演出や内容が大きく異なるもの。そのうえ、規模やサービス、物品などにも違いが生じることから、ピンキリであるのが事実です。
例えば、「特別な演出は音楽を流す程度」という場合は、遺族の方で音源を準備すれば大きなコストがかかることはないでしょう。しかし、「生演奏をする」「プロの音楽家を呼ぶ」などとなった場合は、その分依頼費がかさんでしまうことが考えられます。
予算と照らし合わせたうえで、葬儀の演出を決定したほうが良いでしょう。
無宗教葬儀後の供養について
無宗教葬儀の後の供養は大きく2つ「永代供養」と「海洋散骨」があります。
永代供養とは、永代供養墓を持つ寺院や霊園が遺骨を管理する供養の方法。お墓の手入れが不要で、比較的手軽な供養方法といえます。
海洋散骨とは、定められているエリアから散骨海域を選択し、遺族に代わって専門の業者が粉末状にした遺骨を散骨します。お墓の手入れが不要であるだけでなく、お墓の維持費などもかからないのが特徴です。
無宗教葬儀は「自由」が魅力
無宗教葬儀は、今回ご紹介した通り「自由」であることが魅力です。
演出の内容や会場、流れなど故人らしさが光る葬儀を執り行うことができます。そのうえ、費用も相場が無いことから「費用を重視する」といった選択も可能。費用を抑えるための演出の工夫もでき、経済的な負担も軽減しやすいといえます。
ぜひ、自由な葬儀を検討している方は、これを機に「無宗教葬儀」も視野に入れてみてはいかがでしょうか。
こころセレモニーでは生前・事前のご相談も承っております。
葬儀に関してわからないことや不明な点など、どんなことでもお気軽にご相談ください。